最近、KAPSOMは「ヒートパイプ式アンモニア合成リアクター」の実用新案特許を国家知識産権局から取得し、特許番号はZL 2023 2 3165090.3である。これは、当社の研究開発能力がまたひとつ認められたことになり、技術革新の旅における大きなマイルストーンとなりました。
重要な化学原料であるアンモニアは、肥料、冷媒、火薬、各種化学品の製造に広く使用されている。化学工業の要として、アンモニア合成は生産量とエネルギー消費量が多いという特徴がある。アンモニア合成の原理は、アンモニア合成反応器を高温高圧条件下に維持し、窒素と水素の反応を促進し、特定の触媒によってアンモニアを生成することである。
現在、市販されているアンモニア合成反応器のほとんどは、複数の水平触媒層を備えた縦型円筒形ユニットである。反応ガスはこれらの様々な触媒層を上から下へ流れ、異なる触媒層温度での反応を可能にする。触媒層の最適な温度条件を確保するために、熱交換構造が採用される。従来は、複数の熱交換チューブを用いて触媒層から熱を奪っていた。しかし、この従来の熱交換構造では、コールドチューブ効果により反応器効率が低下し、触媒層の温度分布が不均一になるため、温度制御が不正確になり、反応効率が低下する。
こうした限界に対処するため、我々はヒートパイプを用いたアンモニア合成リアクターを開発した。円筒形の反応器をセパレータープレートで熱交換室と反応室に仕切ることで、ヒートパイプの高い熱伝導性を利用して均一な温度制御と触媒層の精密な調整を実現し、反応効率を大幅に向上させた。反応器内の複数の触媒層は、ヒートパイプによって均等に分散され、ずらされているため、反応ガスが十分に相互作用し、効率的にアンモニアを生成することができる。反応中に発生した熱は、ヒートパイプを通して熱交換チャンバーに伝えられ、熱交換ガスによって運び去られるため、安定した効率的な反応プロセスが保証される。
当社は、法的権利を保護し、ブランド価値を高める上で、知的財産権保護の重要性を認識しています。今後、KAPSOMは技術革新戦略を推進し、製品の最適化とイノベーションの可能性を深く追求し、技術成果の実用化を加速させ、商業化の道を積極的に探っていきます。これらの努力は、革新的な成果を、当社の継続的かつ健全な発展を牽引する強力なエンジンに変えていくことでしょう。
KAPSOMとその取り組みについての詳細は、dongling@kapsom.com。