2022年11月2日、Shanghai ICT Developer Energy Technology Co., Ltd.のJi Xiang副社長と同社の経営陣がKAPSOMを訪問した。両者はグリーンメタノール技術について深い交流を行った。KAPSOMのKelvin Yuan総経理がJi氏と彼のチームを歓迎した。
近年、ICTデベロッパーは、中国科学院と上海高等研究院が研究開発したグリーンメタノール触媒技術に基づき、技術資源とエンジニアリングの実装を組み合わせてきた。炭化水素カップリングの技術経路に基づき、低炭素技術に支えられた未来の生態系を創造し、炭素資源利用のためのグローバルなソリューションを提供する。
グリーン・メタノール・プラントは、KAPSOMのグリーン・ケミカル産業チェーンにおいても重要な役割を果たしている。2022年6月、デンマークの再生可能エネルギー企業と、年間生産量20,000トンのグリーンメタノール・プロジェクトを2つ実施することで合意した。このプロジェクトでは、「風力と太陽光」などの再生可能エネルギーを利用して水を分解し、グリーン水素を製造し、二酸化炭素にグリーン水素を加えてメタノールを製造する。このプロジェクトが完成すれば、二酸化炭素の排出削減が達成されるだけでなく、グリーンで低炭素な燃料が生産され、大気汚染が大幅に削減され、価値の高い資源の総合利用が全面的に実現される。
一つは二酸化炭素をメタノールに水素化する触媒であり、もう一つはメタノール反応器の研究開発である。触媒の難点は転化率と選択性にある。上海先進研究院は数年にわたる研究開発を経て、触媒の開発、性能の最適化、安定性実験、触媒の増幅を完了し、年産5,000トンのパイロットテストを完了した。KAPSOMは、メタノール中核反応器と装置のスキッド搭載統合の問題に取り組んでいる。フォローアップでは、両者はこの2つの側面の協力と最適化を通じて、グリーンメタノールの商業化と工業化を共同で推進する。
