持続可能なエネルギーソリューションに向けた重要な動きとして、KAPSOM Green Energyの技術サービスチームが2024年2月5日、インドネシアのスマランにあるTolero Renewablesを訪問した。この訪問は、米国ミシガン州における革新的なバイオマス水素製造プロジェクト(年間20,000トンのグリーンアンモニア製造を目標)について話し合うことを中心とした、両社の協力関係における極めて重要な一歩となった。
バイオベース化学品の開発と供給のトップランナーであるトレロ・リニューアブルズ社は、従来の原料を再生可能な原料に置き換えることで、石油化学産業に革命を起こすことに取り組んでいる。トレロは、独自の急速熱分解技術を活用し、バイオマス由来の活性炭、再生可能化学品、燃料、潤滑油、食品香料など、多様な製品のコスト効率に優れた生産を可能にする、拡張可能なモジュール式プラットフォームを構築した。
ミシガン州で進行中のグリーン・アンモニア・プロジェクトは、バイオマス処理と先端技術革新の相乗効果を象徴している。このプロジェクトは、バイオマスからグリーン水素を製造する斬新な方法を用いた、グリーン水素製造の最前線である。このアプローチは、炭素排出を最小限に抑えるだけでなく、中間エネルギー貯蔵の必要性を回避し、コストとエネルギー変換ロスを削減する。これらの進歩は米国インフレ削減法の目標に合致しており、同プログラムへの強力な支援となることが期待される。
今回の訪問は、プロジェクトのロードマップに関する包括的な議論を促進し、その戦略的重要性と実行計画に関する相互理解を深めた。両者は、さらなる交流と協力の計画とともに、パートナーシップの堅固な基盤を築くことに全力を注いでいる。
KAPSOMとその取り組みについての詳細は、dongling@kapsom.com。